着物リメイクとは
ミシンの音、鋏の音、絹の擦れる音、手に触れる織物の感触。柄合わせから感じる当時の匂い。
リメイクの過程で、古い着物に新しい息吹を与え、五感で楽しむことができます。
日々、思いを巡らせながら、一枚一枚を大切に制作しています。
着物を、オシャレなバッグや小物、洋服へと返信させるのが着物リメイクです。
着物の素敵な柄や生地を再び楽しむことができ、独自のアートとして暮らしに取り入れることもできます。
着物リメイクの魅力
お母様やお祖母様から受け継いだ大切な着物。
柄や色には、家族の思い出や時間が宿っています。
新しい形に生まれ変わっても、その想いはそのまま、未来へと受け継がれます。
同じ柄、同じ風合いの着物は二つとありません。
だから、リメイクによって生まれるバッグや小物も世界に一つだけ。
手にするたびに、自分だけの物語を感じられる、特別な一品です。
もう使われなくなった着物を再び生かすことは、地域にも優しい選択です。
さらに、職人の技術を守り、文化を未来へ繋ぐことでもあります。
着物リメイクは「文化継承」と「資源循環」を両立させる取り組みです。
日本文化に魅了され、多くの外国人が来日しています。その象徴のひとつが「着物」 です。京都では、観光客がレンタル着物を纏い名所旧跡を散策する姿が日常的に見られ、世界中の旅好きの間で注目されています。
美しいデザインや色使いは、世界のファッションデザイナーにも影響を与え、いまや「Kimono」は世界共通の文化アイコンとなっています。
さらに、米ニューヨーク・タイムズ紙の「2024年に行くべき52カ所」で山口市が第3位に選ばれるなど、日本の伝統文化を楽しめる都市は海外からも注目。
着物文化が似合う観光地として、今後さらに世界的な注目を集めることでしょう。
制作工程
作業1:ほどく
着物の縫い目を一針ずつ手でほどく作業です。
手作業なので大変ですが、縫い目をじっくり見ると、お仕立ての丁寧さに感動します。
この瞬間から、着物に込められた職人の技や思いを感じることができます。
作業2:洗う・すすぎ
ほどいた着物を一枚ずつ丁寧に手洗いします。洗いながら「この子は何に使おうか」「どこを生かそうか」と、それぞれの着物の魅力を探す時間は、とても楽しいひとときです。
色移り注意しながら丁寧にすすぎます。室内の陰干しで乾かすことで、生地を長持ちさせます。
作業3:アイロン
脱水して間を置かずに、生地の裏から慎重にアイロンをかけてシワやカタチを整えます。
この工程で生地の状態を見極めることで、後の縫製が美しく仕上がります。
作業4:色合わせ
異なる柄の着物や帯を組み合わせ、ひとつの作品に仕上げます。
お互いの柄が引き立つように色や配置を考え、ほとんど直感で決めていきます。
完成形を想像しながらの作業はひとりでニヤニヤしてしまうほど楽しい時間です。
作業5:裁断
デザインに合わせて裁断。
どの部分を使うか、柄や風合いを考えながらカットするため、一枚一枚が世界に一つだけの特別な作品への第一歩となります。
作業6:縫合・仕上げ
裁断を終えたら、いよいよミシンで縫い合わせます。
頭の中で描いていたイメージが形になっていく瞬間は、とてもワクワクします。
完成したときの達成感は、何度味わっても格別です。
オーダーについて
よくあるご質問
Q 手元に着物がなくてもオーダーできますか。 |
A お好きなお色などご相談のうえ、こちらでご準備できるものもあります。 |
Q 価格帯に幅があるのはどうしてですか。 |
A お好みでポケットなどの取付けが多い時や種類(ファスナー付)によっては別途料金を いただく場合があります。 |
Q 送料について教えてください。 |
A お客様からの着物の発送と完成品のお渡しを郵送の場合はお客様のご負担になります。 |
Q 支払いについて教えてください。 |
A オーダー受注の際にオーダーメイド総額の20%を内金としていただきます。 残金は完成後にご入金をお願いいたします。 |
Q 制作後、余った着物はどうなりますか。 |
A 今後の制作にご提供いただけるのでしたら、代金より1,000円お値引きいたします。 |
Q キャンセルはいつまでできますか。 |
A 制作に入りますとキャンセルできません。あらかじめご了承ください。 |
Q 返品できますか。 |
A オーダー品および完成品は返品の対応はいたしかねます。ご了承いただき、ご注文を お願いいたします。 |
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